皆さんは、一言で「聴覚障害」と言っても色々な分け方があるのをご存知でしょうか。
例えば、聴力の程度に応じだと、次のような4段階の区分(軽度・中度・高度・重度)に分けることができます。また、聞こえ具合によっては「伝音性難聴」と「感音性難聴」に分けることもできます。
いざ就職をしようと考えると、ご自分の聴力に応じて職種や働き方等を考えないといけないのかと悩まれることがあるかもしれません。今回は、そのように悩んでいる方向けに解説します。
聴覚障害があるから就職先は変えるべきなの?
結論から言うと、聴覚障害の区分に応じて就職先は変えることをしなくても良いのかもしれません。何故なら、重度の聴覚障害を持っていても医者になった方や弁護士になった方もいらっしゃるからです。障害があるからとの消極的な理由で、ご自分の将来に対して自ら蓋を閉めるようなことをすべきではなく、果敢に聞こえの壁を突破するべきだと思います。
何故、就職先を変えるという考えが生まれたの?
一般的に聴覚障害の区分が重い方は、耳からの日本語の習得が難しいため、就職先が限られてしまうと言われているようです。また、聴覚障害があると特別支援学校へ行く方が多いため、健聴者と話す機会がなくて自信が持てないというケースもあるようです。
就職先を変えなかった人もいるの?
先程述べた通り、聴覚障害の区分が重くても、堪能な日本語能力が必要な法律職に就いている方はいらっしゃいます。大切なのは障害があっても自分の希望する職に就く勇気ではないでしょうか。
そのために必要なのは普段からメディアなどで情報収集したり、色々な方との繋がりを大切にすることです。そうすることで思わぬ情報や出会いが得られることもあるはずです。
就職先を変えなかったら幸せになれるの?
話が逸れてしまうかもしれませんが、これまでに述べたことは聴覚障害に限らず、他の障害を持っている方にも、障害を持っていない方にも言えることだと思います。人として生まれたからには、各々の幸せを求める権利があるはずです。その幸せをつかむためにも、ご自分が就きたい職に就くのも一つの手ではないでしょうか。
もちろん、すべての方が就きたい職に就けるわけではありません。
否応なく就いた職で食い扶持を稼ぎ、趣味を充実させるといった方もいらっしゃるでしょう。夢の形を変えて別の職に就く方も中にはいらっしゃるでしょう。
大切なのはこれまで取ってきた自分の選択に後悔がないことです。少なくても後悔をしない生き方をしていることが幸せに生きられる選択に通じるはずです。
まとめ
つまるところ、障害があってもなくても、幸せに生きるために、(就職先も含めて)自分の選択に後悔がないか、勇気を持ってその選択をしたかどうかが大切だと思います。全ての方が幸せに生きられることを心からお祈りしています。
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