今回の記事は働く聴覚障害者の仕事におけるスキルアップや資格について詳しく解説します。
聴覚障害者のスキルアップと資格取得について
働いている場合、自分の就いている職種で必要とされる資格取得やスキルアップを図っていくことが必要です。例えば経理の仕事をしている場合は簿記の資格を取ったり、システムエンジニアの仕事をしている場合は様々な国家資格がありますので、その資格を取ることも有効です。最近は試験の際に情報保障を行ってくれる資格も増えていますので、事前に相談の上、臨むと良いでしょう。
また、社内の資格取得やスキルアップには周りを巻き込む力も必要です。社内の講習会は聴こえないことが多いと思いますので、補聴器に直接声が届くマイクの使用を認めてもらえるようお願いしたり、一緒に受講する同僚の方に要約筆記やPC要約などをお願いすることも選択肢の一つでしょう。
人的ネットワークやメンターの重要性
会社内に限らず、社外に同じ職種に勤めている同業者や先輩と繋がっていることは重要です。何かつまづいた時に相談に乗ってもらえるだけでなく、自分が目指すべき道標として前に立っているため、学ぶことや目標にしやすいというメリットがあります。また、同じ業種の方や専門家と繋がることでメンターとなってくれることもあるでしょう。仕事の悩みや職務上の問題に突き当たった時に相談できる方がいると大変心強いです。
自己研鑽や継続的な学びの重要性
人に相談するばかりでなく、自分の能力を磨くこともまた重要です。自分の聴覚障害の特性について説明できるコミュニケーション能力を磨くことはもちろん、仕事におけるコミュニケーション能力もまた重要だからです。仕事はコミュニケーションが重要です。コミュニケーションがきちんと取れないと仕事ができない人間と思われるだけでなく、同僚や上司、ひいてはお客様に迷惑を掛けることになってしまいます。
また、自分の職種や業界に関するセミナーを受けるのも手でしょう。情報保障手段をこちらで準備する手間はありますが、将来のステップアップのための自分への投資は必要です。
まとめ
聴覚障害があるとコミュニケーションで不利な立場に置かれてしまいがちです。しかし、臆することなく自分のために自分の能力を磨くことは大切です。
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