私は、これから社会がどんどん進化していけば、バーチャルの中で仕事をするようになるのかなって思ってワクワクしています(笑)
それはそれで社会にとって良いことなのかもしれないけれど、「ゲーム障害」「ネット依存」という問題もあるから、向き合い方は今以上に大切になるのかもしれませんね。
「ゲーム障害」「ネット依存」の関連記事を下記にに掲載します。ご興味がある方はご覧ください。
「ゲーム障害」と「ネット依存」の動向
■ 背景
スマートフォンやゲーム、インターネットの誤った利用は依存症のような状態に陥るリスクがあり、スマホ依存、ゲーム障害、ネット依存などの呼称で知られています。
新型コロナウイルス感染症の影響がある現在、外出自粛や観光施設の閉鎖など、家で過ごすことを強いられる状況では、これらの問題は学力低下や体調不良、家族関係でのトラブル経験の増加といった事態に陥る可能性が考えられています。そこで3者はコロナ前、コロナ禍のスマホ依存、ゲーム障害、ネット依存のデータを比較し、スマートフォン・ゲーム・インターネットにおける依存状態がどのような推移・傾向を示すのかを調査しました。
■ 調査結果
調査1.スマートフォンの利用時間は増加したが、スマホ依存傾向がある人は減少
コロナ前と比較して、コロナ禍では平日、休日のスマートフォンの利用時間が増加した一方で(グラフ1)、スマホ依存傾向を示す人の数はわずかに減少しました(グラフ2)。中でも、スマホ依存傾向を判定する指標のうち(注5)、「スマホ使用のため、予定していた仕事や勉強ができない」という項目の平均値が減少していました。一方で、「スマホを手にしていないとイライラしたり、怒りっぽくなる」という項目の平均値は増加していました(グラフ3)。
「スマホ使用のため、予定していた仕事や勉強ができない」と言う回答が減少したのは、新型コロナウイルス感染症による外出自粛、テレワークの普及など各種オンライン化によってスマートフォンの利用機会が増え、スマートフォンが仕事や勉強を邪魔する存在から、生活のための重要な存在に変わり、スマートフォンに対する問題意識が低下したことが要因である可能性があると考えられます。
しかし、「スマホを手にしていないとイライラしたり、怒りっぽくなる」と回答した方が増加していることから、スマートフォンが使えない状況になった場合、コロナ前に比べストレスを感じやすくなった可能性があります。
調査2.ゲーム障害、ネット依存傾向を示す割合の増加
コロナ禍ではゲーム障害とネット依存傾向がある人を示す割合が1.5倍以上に増加しています(グラフ4)。また、ゲーム障害の中核的な症状である「耐性」「離脱症状」も増加しています(グラフ5)。これらの症状を持つ人は、ゲームプレイの長さに問題を感じてもゲームをやめにくく、治療にも時間がかかるとされています。また、ゲーム障害に関しては症状の傾向から、一過性の問題ではなく、コロナ禍収束後も持続した問題となる可能性も示唆されました。
さらに、新型コロナウイルスの感染者は非感染者に比べ、ゲーム障害になるリスクが5.67倍であることを確認しました。
ゲーム障害やネット依存傾向がある人を示す割合の増加は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによるストレスが一因として考えられます。中でも、新型コロナウイルスの感染者は感染による大きなストレスに対処するためゲームにのめり込み、ゲーム障害のリスク増加に繋がった可能性があります。
■ 今後の取り組み
スマホ依存、ゲーム障害、ネット依存はパンデミックなどの環境変化に大きく影響されるということが分かりました。今後も継続的に調査を行い、スマートフォン・ゲーム・インターネットの過剰利用の問題がパンデミックを経てどう変遷していくのかを研究し、環境変化によるスマートフォンとの付き合い方を理解することで適切なスマホ利用の啓発を促していきます。加えて、2024年度以降に提供開始予定のスマホ依存軽減アプリ(注10)の開発にも知見を活用していきます。
引用元:コロナ禍でスマートフォン利用時間が増加し、ゲーム障害、ネット依存傾向の割合は1.5倍以上増加
WHOが「ゲーム障害」を認定!?
WHO(世界保健機関)による国際疾病分類の最新版「ICD-11」で、いわゆる「ゲーム依存」を「ゲーム障害」で依存症分野に加えました。2022年から適用になるとのこと。
「ゲーム障害」とは?
「ゲーム障害」の定義は、下記の通りです。
1,【臨床的特徴】
1)ゲームのコントロールができない。
2)他の生活上の関心事や日常の活動よりゲームを選ぶほど、ゲームを優先。
3)問題が起きているがゲームを続ける、または、より多くゲームをする。
2,【重症度】
ゲーム行動パターンは重症で、個人、家族、社会、教育、職業やほかの重要な機能分野において著しい障害を引き起こしている。
3,【判断期間】
上記のような行動が少なくとも12か月以上続く場合、「ゲーム障害」と診断される可能性がある。
「ゲーム障害」によって、睡眠不足、目の障害、腰痛、手首の腱鞘炎、肥満などが引き起こされる。
また、引きこもり状態や家庭内暴力などの問題をも引き起こす原因にもなる可能性もあり、また、うつ病や自殺のリスクも高まるとされています。
「ゲーム障害」は、若年層に多い傾向にあり、本人への支援の工夫のみならず、家庭内暴力がある場合は親を含めたアプローチも欠かせません。
ハマりやすいゲームの特徴
下記に上げた要素があるゲームが、必ずハマるとは限りませんが、一般的にハマりやすいと言われているゲーム要素ですのでご了承下さい。
1)ゲーム内に「コミュニティ」がある
2)「コレクション要素」がある
3)「人対人の対戦モード」がある
4)「チームプレイ」ができる