本日、ドラッカー著「経営者の条件」の読書会2回目がありました。今回は、「第2章 汝の時間を知れ」が範囲でした。
「第2章 汝の時間を知れ」を読んで
私が一番印象に残ったのが、次の言葉です。
「おそらく、時間に対する愛情ある配慮ほど、成果をあげるエグゼクティブの際立たせるものはない。」
ドラッカーが紹介をしてくれた時間管理の基本である
(1)時間を記録する
(2)時間を管理する
(3)時間をひとまとめにする
実際の「(1)時間を記録する」をやってみて、①知らないうちに時間が無くなっていることに驚かされます。何に消費をしているのか全く気付かないようなことがある。②思っている以上に私で無くても良いことをやってしまっている、ことに気付かされました。
まさに、時間を「愛情ある配慮」をしてあげないと、時間を失ってしまうと実感しました。でもこの「愛情ある配慮」は難しいと感じたのは私だけでしょうか。なんか気難しい彼女よりも一層「愛情ある配慮」が必要だと・・・・。
だからこそドラッカーは次のように言っている。
「時間の使い方は、練習によって改善できる。しかし、時間の管理にたえず努力しないかぎり、仕事に流されることになる。」
現在、AI経営コンサルタントから毎日やり取りをしています。その中でも時間の使い方、自身の強みを発揮できる環境作りをすることを指摘されました。何度も指摘を受けながら日々前進していきたいと考えています。
「時間は、最も希少な資源である。しかも、時間を管理できなければ、何も管理できない。」
承知いたしました。これより、ピーター・F・ドラッカー著「経営者の条件」第2章をテーマとした読書会を始めます。私は本日、#司会者 を務めさせていただきます。また、#生物学者 、#歴史学者 、#経営コンサルタント の役割も兼務いたします。
それでは、米田正則様、本日の読書範囲である「第2章 汝の時間を知れ」について、ご感想をお願いいたします。
米田正則の感想
「第2章 汝の時間を知れ」を読んで、私が一番印象に残ったのが、次の言葉です。
「おそらく、時間に対する愛情ある配慮ほど、成果をあげるエグゼクティブの際立たせるものはない。」
ドラッカーが紹介をしてくれた時間管理の基本である
(1)時間を記録する
(2)時間を管理する
(3)時間をひとまとめにする
実際の「(1)時間を記録する」をやってみて、①知らないうちに時間が無くなっていることに驚かされます。何に消費をしているのか全く気付かないようなことがある。②思っている以上に私で無くても良いことをやってしまっている、ことに気付かされました。
まさに、時間を「愛情ある配慮」をしてあげないと、時間を失ってしまうと実感しました。でもこの「愛情ある配慮」は難しいと感じたのは私だけでしょうか。なんか気難しい彼女よりも一層「愛情ある配慮」が必要だと・・・・。
だからこそドラッカーは次のように言っている。
「時間の使い方は、練習によって改善できる。しかし、時間の管理にたえず努力しないかぎり、仕事に流されることになる。」
現在、AI経営コンサルタントから毎日やり取りをしています。その中でも時間の使い方、自身の強みを発揮できる環境作りをすることを指摘されました。何度も指摘を受けながら日々前進していきたいと考えています。
「時間は、最も希少な資源である。しかも、時間を管理できなければ、何も管理できない。」
参加者からのコメント
米田様、貴重なご感想をありがとうございます。「愛情ある配慮」という言葉に深く共感され、そして実践を通して多くの気づきを得られたご様子、大変素晴らしいです。
それでは、この感想に対し、各参加者からコメントをいただきます。
参加者Aさんからのコメント
- ポジティブなコメント 米田さんの気づきは、生物の生存戦略そのものですね。生命体は、限られたエネルギーという資源を、捕食、成長、繁殖といった生命維持に不可欠な活動にいかに効率的に配分するかで生存確率が大きく変わります。 「知らないうちに時間が無くなる」というのは、生物学的にはエネルギーの浪費に他なりません。ご自身の活動を「記録」し、エネルギー配分を最適化しようという試みは、まさに生命が進化の過程で獲得してきた根源的な知恵の実践と言えるでしょう。 「戦略5.0」という新たな生態系を築くためには、まず創始者である米田さん自身のエネルギー効率を最大化することが絶対条件です。その第一歩を踏み出されたことに大きな可能性を感じます。
- ネガティブなコメント 一方で、生物の世界では、計画通りに事が進むことはまずありません。予期せぬ捕食者の出現や環境の激変など、常に「割り込み」が入ります。時間を過度に管理し、効率のみを追求する生物は、環境変化に対する「遊び」や「冗長性」を失い、かえって脆くなる危険があります。 米田さんが感じた「愛情ある配慮」の難しさは、この点にあるのかもしれません。非効率に見える時間の中にこそ、新たな発見や適応のヒントが隠されているものです。 「戦略5.0」のような革新的な構想は、管理された時間の中からよりも、むしろ偶然の産物や非生産的な思索の中から生まれる可能性も考慮すべきでしょう。MBTIの診断結果によっては、こうした「ゆらぎ」の時間を意図的に持つことが、かえって創造性を高めるかもしれません。
参加者Bさんのコメント
- ポジティブなコメント 「歴史は繰り返す」と申しますが、成功する指導者の歴史もまた繰り返します。彼らの共通点は、例外なく時間を支配していたことです。 例えば、カエサルがガリア遠征の多忙な中でも「ガリア戦記」を執筆できたのは、まさに時間を記録し、断片的な時間をひとまとめにする技術に長けていたからです。 米田さんが「私でなくても良いこと」に気づかれた点は、権限委譲の第一歩であり、これは組織がスケールし、歴史に名を刻むための絶対条件です。あなたの時間管理への挑戦は、単なる個人のスキルアップではなく、ご自身の事業を歴史的な成功へと導くための、偉大な指導者たちと同じ道を歩み始めた証左と言えるでしょう。
- ネガティブなコメント しかし、歴史を振り返ると、緻密な計画や時間管理が、巨大な歴史のうねりの前には無力であった例も枚挙にいとまがありません。 ナポレオンは誰よりも時間を管理しましたが、ロシアの冬という予測不能な「時間」の前に敗れ去りました。個人の時間管理に固執するあまり、時代の潮流、すなわち社会全体の時間感覚の変化を見誤る危険性はないでしょうか。 「戦略5.0」がいかに優れた構想でも、それを市場に投入するタイミング、つまり「時流」を読み間違えれば成功は覚束ません。個人の時間の使い方をミクロに管理することと同時に、歴史というマクロな時間の流れの中で自らの立ち位置を客観視する冷静さも必要でしょう。
参会者Cさんのコメント
- ポジティブなコメント 素晴らしい!米田さん、これこそが「成果をあげるエグゼクティブ」への出発点です。ドラッカーが本書で一貫して説くのは、「貢献」と「成果」であり、そのための最も希少な資源が「時間」です。 その本質に、実践を通して気づかれた。特に「私でなくても良いことをやっている」という発見は、100の理論書を読むより価値があります。それは、あなたの時間を「戦略5.0」という最も重要な、そしてあなたにしかできないことに集中投下するための鍵だからです。 ストレングス・ファインダーで示されたあなたの強みを最大限に活かす時間を捻出する具体的なアクションに繋がります。この気づきを得た時点で、多くの経営者から一歩も二歩もリードしたと言って過言ではありません。
- ネガティブなコメント ただし、手厳しいことを申し上げます。時間の「記録」と「診断」で満足してはなりません。それは体重計に乗って「太っていた」と気づいただけの状態です。重要なのは、その後の行動変容、つまり「時間をどう再配分するか」という極めて戦略的な意思決定です。捻出した時間を、あなたの資質が最も活かせる「戦略5.0」の中核業務に「ひとまとめ」にして投資できていますか?「愛情ある配慮」という言葉の心地よさに浸るだけでなく、時には非情とも思える決断で、時間を浪費させる人間関係や事業を断ち切る覚悟が必要です。 最終的にあなたの時間を守り、未来を創造するのは、あなた自身の厳しい規律と意思決定であるということを忘れてはなりません。
参加者同士のコメント交換
参加者Aさんの感想
米田さんの感想を伺い、改めて感じたのは、時間という資源の「非可逆性」です。これは生命現象におけるエントロピー増大の法則と酷似しています。一度消費されたエネルギー(時間)は二度と元には戻らず、生命体は常に散逸していくエネルギーの中で、いかに秩序(成果)を生み出すかという宿命を負っています。時間管理とは、この不可逆な流れに抗い、一時的にでも秩序を創り出すための、知的生命体の最も高度な生存戦略なのではないでしょうか。
参加者Bさん から 参加者Aさん へのコメント
「非可逆性」と「エントロピー」、非常に興味深い視点です。歴史においても、帝国の衰退はまさに社会的なエントロピーの増大過程と見ることができます。かつては効率的だった官僚制度が、時間の経過と共に硬直化し、意思決定に膨大な時間を浪費するようになる。 その結果、外部環境の変化に対応できずに崩壊していく。生物がエネルギー効率を失うと死に至るように、組織もまた時間効率を失うと歴史から退場させられる。非可逆な時間の中で、いかに自己変革し、秩序を維持し続けるか。これは生命も国家も同じ課題を背負っている証左ですね。
参加者Bさん の感想
私が歴史から学ぶべきだと考えるのは、時間管理における「集中と選択」の重要性です。特に、国家の存亡をかけた戦争において、指導者が「どの戦線に、いつ、どれだけの資源(時間と兵力)を集中させるか」という意思決定が勝敗を分けました。ドラッカーの言う「時間をひとまとめにする」というのは、まさにこの戦略的集中に他なりません。我々は個人の人生においても、常に多方面に戦線を広げがちです。しかし歴史は、分散が敗北に繋がることを教えています。
司会者から 参加者Bさん へのコメント
歴史的な視点からの「集中と選択」、ありがとうございます。歴史という壮大なスケールで時間配分を捉えると、我々が日々直面している選択の重要性が一層際立ちますね。公平な立場で拝見していて感じたのは、皆様の議論が、単なる時間管理のテクニック論に留まっていない点です。米田さんの実践的な気づきから始まり、生物学的な生存戦略、そして歴史的な興亡の法則へと、議論が深化していく。このプロセスこそが、ドラッカーの言う「自らの仕事、働き、貢献について考える」ことに繋がるのではないでしょうか。
司会者 の感想
本日、皆様の多角的なご意見を伺い、司会者として気づいたことがあります。それは、時間管理とは「客観性」をいかに確保するか、という点です。米田さんは「記録」することで初めて客観的にご自身の時間の使い方を認識できました。生物学者は生命の法則という客観的視点を、歴史学者は歴史という客観的事実を提供してくれました。我々は主観の中では、誰もが自分の時間を有効に使っていると思いがちです。この主観から脱し、客観的な事実に基づいて時間を捉え直すプロセスこそが、成果をあげるための第一歩なのだと痛感いたしました。
参加者Cさん から 司会者 へのコメント
「客観性」、まさにその通りです。そして経営コンサルタントの立場から付け加えさせていただくと、その客観性の次に来るのが「成果への貢献」という視点です。時間を客観的に記録・分析した結果、我々は何を捨てるべきか、何に集中すべきかを判断しなければなりません。その唯一の判断基準が「組織の成果に貢献しているか」です。ドラッカーは「汝の時間を知れ」の次に「どのような貢献ができるか」を問います。時間管理は目的ではなく、あくまで貢献のための手段。その目的と手段の関係性を見失わないことが、経営者にとっては極めて重要です。
参加者Cさん の感想
結局のところ、時間管理とは「意思決定」そのものです。何に時間を使い、何に時間を使わないか。誰に時間を使い、誰に時間を使わないか。これを決めることです。特に重要なのは「何をしないか」を決める勇気でしょう。ドラッカーも言うように、成果をあげる者は、重要でない仕事から手を引く。米田さんが「私でなくても良いこと」に気づいたのは素晴らしいですが、次はその仕事を「やめる」または「人に任せる」という意思決定が求められます。戦略とは捨てること。時間戦略もまた、捨てることから始まるのです。
参加者Aさん から 参会者Cさん へのコメント
「捨てる勇気」、生物学で言うところの「アポトーシス(プログラム細胞死)」の概念に通じますね。生命体は、個体をより良く維持するために、古くなったり害になったりする細胞を自ら計画的に死なせて排除します。組織においても、もはや成果に貢献しなくなった活動や事業を計画的に「捨て去る」意思決定は、組織全体の生命力を維持し、新たな成長のためのエネルギーを確保するために不可欠な機能なのでしょう。捨てることは、終わりではなく、未来への新陳代謝なのですね。非常に納得感があります。
司会者 による総括
皆様、本日は活発なご議論、誠にありがとうございました。
米田正則様の「時間に対する愛情ある配慮」という人間的な感性に満ちた感想から始まった本日の読書会は、非常に深く、そして多角的な議論へと発展いたしました。
まず、生物学者でもある参加者Aさんの視点から、時間管理が生命のエネルギー効率を高める生存戦略そのものであること、しかし同時に、効率だけでは対応できない環境変化への「遊び」の重要性も示唆されました。
次に、歴史学者でもあるBさんは、時間支配が偉大な指導者の共通点である一方、個人の時間管理だけでは抗えない歴史の大きな潮流を読む視点の必要性を説きました。
そして、経営コンサルタントでもあるCさんは、時間管理を「診断」で終わらせず、「成果への貢献」という目的に向けた戦略的な「意思決定」と「捨てる勇気」に繋げることの重要性を、厳しくも的確に指摘しました。
これらの議論を通して見えてきたのは、ドラッカーの言う「汝の時間を知れ」という問いかけが、単なるタイムマネジメントの技術論ではない、ということです。それは、
- 自らの生命活動を最適化する「生物学的な問い」であり、
- 歴史の盛衰の法則を学ぶ「歴史学的な問い」であり、
- そして何よりも、成果に貢献するために何を為し、何を為さないかを決める「戦略的な問い」であるということです。
米田様がこれから推進される「戦略5.0」は、まさに未来を創造する壮大な事業です。その実現のためには、ご自身の最も希少な資源である時間を、ご自身の強みが最大限に発揮される領域に、断固として集中投下していく必要があります。
本日の多角的な視点が、米田様がその「愛情ある配慮」を、より戦略的で、成果に結びつく「意思決定」へと昇華させていくための一助となることを確信しております。
以上をもちまして、本日の読書会を終了とさせていただきます。皆様、ありがとうございました。