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男子は生涯一事をなせば足る

司馬遼太郎著「坂の上の雲」で、私が毎回面白いなぁと思うのが、

「秋山兄弟」のやり取り(・◇・)ゞ

笑えます!( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \



兄・好古 弟・真之

弟の「真之は松山中の腕白小僧が束になってやってきても平気なほど向っ気の強い男だったが、この好古兄貴だけがどうにもならぬほどこわかった。」

そんな真之が、兄の好古の元に下宿をすることになる。

好古の部屋にあったのは、鍋一つ、釜が一つ、茶碗が一つ。
これが全家財Σヾ( ̄0 ̄;ノ

でおまけに、食事は、毎回白いご飯とたくあんだけ(゚ロ゚;)エェッ!?


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それは好古が貧しいからではなく、お腹がふくれればいいだろうという「彼の単純な目的主義」のため。

同居することになってからの好古は、真之の教育係役を買って出る。


1、茶碗が一つしかないので、茶碗でお酒を飲んだ後、弟に飯を食わせる。
その間、好古は弟が食べ終わるのを待つ。
ときどき、「早く食え」とせきたて、空いた茶碗でお酒を飲み続ける。

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2、真之が、英語塾へ出掛けようとしたら下駄の鼻緒切れていた。
そこで、手ぬぐいで直そうとしていたら、後ろから好古に「何をぐずぐずしている」と怒られ、「鼻緒を直している」 と言い訳したら、雷のような声で「はだしで行け!」と一喝され、下駄を投げ出しはだしで出掛けないといけなかった。


3、真之の身なりが酷かった。よれよれの着物に紐のような帯をしていた。
それを見かねた他の兄が買ってくれた当時はやりの「ちりめん帯」を巻いていたら、
好古に「歴とした男子は華美を拝するのだ。縄でも巻いておけ」と大声で一喝。
縄は酷すぎると思って、元の紐のような帯を巻くことにした。


4、新聞を読んでいたら「そんなもの長じてから読め」と取り上げる。
※当時の新聞は論説専門だったので「己の意見もない者が、他人の意見を読むと害になるばかりだ」という意。
など、頭が全く上がらない真之でした(笑)


でも私の印象的には、真之自身が他の人に頭を下げることがあったのか?と思える人だけに、この好古とのやり取りが滑稽でならない(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
    
それにしても、好古の徹底した目的主義は私生活でも同じだったんですね^^

『好古は、
「男子は生涯一事をなせば足る」
と、平素自分にいいきかせていた。好古の立場でいえば、自分自身を世界一の騎兵将校に仕立てあげることと、
日本の騎兵の水準を、生涯かかってせめて世界の第三位ぐらいにこぎつけさせることであった。
 この目標のために彼の生活があるといってよく、自然、その生活は単純明快であった。』(「騎兵」の章)

何ゆえ彼は、そこまで徹底した目的主義を持つようになったのか?

『好古は後年、
・・・騎兵の父
といわれたが、この人物は二十四、五の下級尉官の頃から日本騎兵の育成と成長についてほとんど一人で苦慮し、その方策をねりつづけてきた。』(「騎兵」の章)

陸軍の上層部にも理解されない騎兵なるものをどう育成・成長させるか?
そこにこの世に生まれた彼自身の使命を感じていたのかもしれませんね

この考え方を聴いたとき、
ビジョナリー・カンパニー(ジェームズ・C・コリンズ著)に出てくる『針鼠の概要』を思い出さないではいられません。


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